一人暮らしで少し困ったこと

かなり小さな頃から一人暮らしにあこがれがあったため、 大学に入り一人暮らしを始める時はとてもドキドキしました。 部屋は6畳で実家の自分の部屋よりもせまく、 お風呂とトイレが一緒のビジネスホテルのような部屋でしたがそれでもとても嬉しかったのです。 家族の目を気にせず昼寝も寝坊もでき、お菓子を食べても怒られることはありません。

周りの同級生はホームシックだと寂しがっている人もいましたが、 私はまったく平気で毎日楽しくて仕方ありませんでした。 一人暮らしで大変なことといえば家事があげられるかと思いますが、 一人分ならばたまってしまったとしても大した量ではないので、 私はそんなに大変には感じませんでした。

なんの問題もなく楽しい一人暮らしを謳歌していたのですが、 初めての夏、それまでの不摂生がたたり胃腸炎になってしまいました。 病院に行きたくても、どこに病院があるのかさえわからりません。 タクシーの運転手さんに近くの病院まで連れて行ってもらって診察を受け薬ももらえたのですが、 治るまでの間、看病してくれる人がいません。 寝ていれば治るとは言っても、何か食べたり飲んだりしたくなったら、 それも自分で買いに行かなければなりません。

この時初めて、一人暮らしの大変さを知ったように思いました。 胃腸炎はすぐに治ったのですが、それからは近所の病院の場所を覚えておいたり、 食生活に気をつけるようになったりと、それまでのただ楽しかった一人暮らしとは少し違う気持ちで、 自分のことは全部自分でしなくてはいけないという覚悟が出来たように思います。